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リードユーザー法およびエクストリームユーザー法

by tagami

リードユーザー法とエクストリームユーザー法は異なる考え方ではあるが、いずれも極端なユーザーを調査対象者として選定する手法である。いずれもイノベーションのヒントになることが研究で示されており、UXデザインにおいてよく応用されている。

リードユーザー法

リードユーザーは将来のニーズを先取りしているユーザーであり、イノベーション研究の第一人者であるエリック・フォン・ヒッペルにより定義がされている。

  • リードユーザーは市場で将来一般的になる何年か何ヶ月か前にこれを認識している
  • リードユーザーは、ニーズに対する(イノベーティブな)解決策を獲得することで高い便益を得る
リードユーザー曲線(von Hippel et al., 1999)

リードユーザーは自らが何らかの解決策を工夫しながら実現している。こうしたユーザーを探し出し、その行為からヒントを得たサービスを実現することでイノベーティブなサービスを生み出そうとするアプローチである。どのようにこのリードユーザーを発見し、調査に協力してもらうかが問題であり、簡単に実践できるものではない。

エクストリームユーザー法

エクストリームユーザーは、一般的なユーザーでは経験できない特殊な状況でサービスを使うニーズを持つユーザーである。

極端なユーザーとしてのエクストリームユーザー(安藤, 2016)をもとに作成

エクストリームユーザーは一般的なユーザー分布の両極端にある。ここでいう極端とは、極端なニーズや極端な使い方、極端な環境などである。かつてユーザーであったが、現在は違う場合なども含まれる。いずれもユーザーの行為に関連して検討できるのでリードユーザー法よりは用いやすい。

尚、エクストリームユーザーを調査対象に設定する場合は、一般的なユーザーに対する調査も合わせて実施し、結果を比べることで体験価値や本質的ニーズをより分析しやすくなる。

参考文献