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上位・下位関係分析

by tagami

上位・下位関係分析は、グループインタビューで得られた定性情報から、ニーズを抽出し、階層関係のある3種類のニーズに分類しそのつながりから本質的ニーズを導き出す分析手法である。(梅澤伸嘉, 1993)

グループインタビューから抽出された消費者のニーズを以下の3のニーズに分類する。

Beニーズ(ユーザーの本質的ニーズ):
〜になりたい

Doニーズ(ユーザーの行為目標):
〜したい(Beニーズを実現するためにDoしたい)

Haveニーズ(ユーザーの事象):
〜が欲しい(Doを実現するためにHaveしたい)

手順

1. ニーズ情報のカード化

フォトエッセイ、インタビューデータに基づき対象者が行なっている特徴的な行動、その理由、要望などを整理し、ふせんどを使ってカード化する。

2. 集約と上下関係の発見

模造紙などに上から「ユーザーの本質的ニーズ」「ユーザーの行為目標」「ユーザーの事象」の3階層に段階を分け、一番下の「ユーザーの事象」の欄にカードを置き、類似のカードをまとめる。

その後、カードの中で小さな単位で、それが事象なのか行為目標なのかといった上下関係を整理していく。上位にあたるものは、1階層上の「ユーザーの行為目標」の欄にカードを移動させ、線で結ぶ。

3. 上位のニーズを抽出する

カードだけで上下関係を導き出せないときは、そのカードをもとに上位のニーズを解釈・検討しそれで一枚カードを作り「ユーザーの行為目標」欄に置き線で結ぶ。

一通りすべてのカードの上位化ができたら同じように「ユーザーの行為目標」の欄のカードも上位化を行う。

4. レベルの調整

導出されたニーズの全体像を確認し、それぞれの階層でレベルがそろうようにカードの表現や階層関係を調整する。

参考文献